成功に近道はない
失敗をしたら、その原因を突き詰めて、同じ失敗を繰り返さない組織を作り上げることが、
成功への礎となります。これを言葉にするのは簡単ですが、実際に実行するのは決して容易
ではありません。しかし、どんな言い訳も無用です。私たちは、その困難な道を歩み続けな
ければならないのです。
失敗は誰にでもあります。それを恐れていては何も始まりません。大切なのは、失敗を突き
詰める勇気です。私たちの社会は、自分にも他人にも失敗の原因を突き詰めない条件を作っ
てしまっている気がします。
苦しいときに、上を向いて歩きたいものです。致命傷にならない限り、必ず、次があります。
失敗を糧にして、それをどう次に活かしていくかです。私自身、何度も失敗を経験し、その度
に反省し、改善を重ねてきました。時には、失敗が重なることで、心が折れそうになることも
ありましたが、その中で学んだことは、「成功に至るまでのプロセスには近道がない」という
ことです。
失敗をもうこれ以上繰り返したくないと本気で思えることが、次のステップの必死さに繋がる
のであると感じています。
例えば、AI事業を進める中で、膨大なデータを集め、学習を進めてきました。最初は、膨大な
量の情報があればそれでうまくいくと思っていましたが、実際には、それらのデータをきちん
と整理し、良質な情報を取捨選択することが重要だと気づかされました。情報を精査し、整理
する手間を惜しんでしまえば、その後に待っているのは、失敗という結果です。
同じように、組織やチーム作りにおいても、失敗をどう反省し、改善していくかが成功の鍵で
す。失敗から学ばなければ、ただの後退です。
しかし、そこから原因を見つけ、組織全体で改善に向けて取り組めば、それは大きな前進とな
ります。どんなに小さなステップでも、失敗を糧にして進むことで、やがて大きな成功に繋が
ります。
「言い訳は無用」
私もこの言葉を胸に刻み、これからも挑戦し続けます。失敗を恐れず、その原因を突き詰め、
次に活かすことで、組織やチームをさらに強くしていきましょう。