サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.09.12

世界最高のピアニストと共に感じた節目

なんだか最近、人生の節目を感じています。この歳になっても「まだ節目?」という声が聞こ
えてきそうですが、それでも不思議な感覚に包まれています。先日、無性にあるピアニストの
音楽が聴きたくなり、ネットで彼の曲を探していました。そのピアニストの名前は、加古隆さ
ん。ご存知の方も多いかもしれませんが、NHKの「映像の世紀」や数々のCM・映画音楽を手
掛けてきた、まさに日本が誇る偉大な音楽家です。フランスで活動をされていた当時は、「フ
ランスで聴くことのできる最高のピアニスト」と称されていました。

実は、30年前、私は音楽の仕事に携わっており、加古隆さんのマネージャーのような役割をし
ていた時期がありました。彼の代表作「ポエジー」を聴くと、きっと多くの方が「ああ、この
曲知ってる」と思い出すでしょう。その優しくも力強い音色は、誰しも一度は耳にしたことが
あるはずです。

先日、30年ぶりに彼の曲をコンサートホールで聴きました。改めて彼のピアノ演奏を聴いた
瞬間、心の深い部分に触れるような音色が私の中に響きました。ほんの少しピアノに触れただ
けで、加古さんの音色が心の琴線に触れ、思わず涙がこぼれそうになりました。言葉では表現
できないほどの心の安らぎがそこにはありました。

今思うと、加古隆さんは私にとって、やはり「世界最高のピアニスト」なのです。彼の音楽と
出会えたこと、そしてその音色に再び触れられたことで、私にとって一つの区切りを付けられ
たように感じました。

人生の節目は、いつも予期せぬ瞬間に訪れるものです。加古さんの音楽を通して、私は再び心
の奥底から満たされる感覚を味わいました。

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