サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2021.07.19

24時間戦えますか戦えますか?

バブル期にリゲインというエナジードリンクのCMで、時任三郎が
-24時間たたかえま~すか! ビジネスマ~ン、ビジネスマ~ン、ジャパニーズビジネスマ~ン-
と唄っていた頃、会社で表現される『目標』とは当たり前ですが、「組織の目標」でした。

これは、売上や利益、成長速度、他社との競争に打ち勝つことに重点を置いた『目標』です。

もちろん、今でも、「会社の目標」とはそういうものですが、重点を置くべきものが会社の数字的なことから、
社会貢献性、また、個人の幸せなどが加味されるようになったと感じています。
会社は、社会や社員の生活にもその責任を求められるようになりました。

私は、意外に考えを突き詰めていくタイプのようです。
自分でも自分が面倒くさいと思うときがあります。
なぜ、自分がこの仕事をするのか?その目標は会っているのか?
仕事と個人の目標が本当に合致しているのか? など考えだすと、必ずと言っていいほど矛盾にぶつかるので、
目標設定など大上段に構えると、どうもすんなり肚落ちができずにいました。
評価することもされることも、子供のころから散々人様と比較されてきたので、
逆に『人の価値も自分の価値もどう考えるべきかと?』と思ってしまいます。
こういう社員が、会社にいて上司に不満をぶつけると、大変メンドクサイ男として処理されることでしょう(笑)

ただ、最近ある講義を聞いて、自分なりに理解し、結論が出せました

『目標』とは、会社が個人に与えるものではなく、個人が人生に明確なビジョンを持ち、
その一部として会社の目標があるということです。

私のような経営者は、会社と生活に境がなく、「会社の目標=個人のビジョン」です。
しかしながら、社員はもちろん、違います。
考え方や生活も違います。恋人や家族や自分の時間が一番でしょう。
私と人生の『目標』を合致させるなど不可能な話です。

ただ、社員も「個人の人生の目標達成」において、家族の生活や社会貢献などが手段として含まれるはずです。
その軸で、仕事・会社を選んでいるのであれば、仕事をしているときは、会社の目標を共有することができるはずです。

今回私の会社では、個人目標を掲げてもらうことにしました。
社員には「個人の人生の目標達成」のうち以下三つに絞り、短期・中期目標を考えてもらうことにしました。

1.良い仕事とその報酬
2.健康(適度な運動と良い食べ物、睡眠)
3.愛(恋愛だけではなく、家族、趣味、ペットでも構わない自分が愛して、愛されるもの)

この三つを軸に、自分が仕事においてはどの方向に進むのか、『目標』を設定してもらいます。
自分の人生に今なぜ会社は必要か?必要であれば、個人として会社にどのように貢献できるかを考えて頂きます。

つまり、「個人の目標」が先、「会社の目標」が後になる考えです。
会社はもちろん、成長を『目標』にします。しかし「個人の人生の目標設定」の中に、「この会社で働く事」が含まれていれば、
会社の『目標』は、必然的に「個人の人生の目標達成」のサポートにもなります。

この理想の組み合わせができていれば、会社と個人は『目標』に向かい歯車を連動させることができます。
理想を実現するための仕組みづくりに、経営者としてチャレンジしていきたいと思います。

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