サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
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2022.03.08

ポテンヒットを捕れますか?

またまた、野球に絡めたお話です。
「ポテンヒット」とは、野球用語でラッキーなヒットのことです。
いわゆる「当たり損ね」のフライなのですが、
勢いなくフラフラと内野と外野の中間ぐらいへ飛んでいき、
セカンド、ショート、センター、ライトが、こぞって捕りに行くのですが、
誰も届かずポテンと落ちてしまうヒットのことを言います。

打ったバッターは「アウトか?」と思いながら、
あれ?落ちそう(ヒットになりそう)だ?」と思った途端、必死に走ります。
そして、ヒットになれば「ラッキー」と思います。
逆に守り側は、特に投手は「打ち取った打球なのに・・・」と
ショック倍増です。

仕事でもそうですが、誰も守っていない課や部の間の仕事は、
受け渡しが難しく、また、簡単なミスで仕事を無くしたら、
ショックは大きいものです。
そんな時に「自分の守備範囲」を意識せずにボールを追いかけ、
飛び込んでもボールを捕ってくれるような人がいると、
そのチーム(組織・会社)は、勝利への階段を
一気に駆け上がっていくのであろうと感じます。

私は、仕事で守備範囲を決めることが得意ではありません。

今後の組織では、責任の範囲を決めるために
どうしても仕事の範囲を決めざるを得ないのですが、
日々進化し変化する企業にとって、守備範囲は決めますが
その中での成長目標を決めなければ
その人の能力を停滞化させてしまうことにもなりかねません。

目の前の仕事を「ただ黙ってこなすこと」ではなく、
「勝つこと」が目的だと分かっていれば
ポテンヒットになりそうな打球を「アホ丸出し」で
「オリャー」と飛びついて、捕りに行くことができると思います。
このフラフラとしたボールを捕る行為は、意外によく目立つので
アホに見えるかもしれませんが
実は「勇気」と「自信を持った状況判断」が必要とされます。

ボールが捕れるか?捕れないか?は後の結果ですので、
先ずはその方向に走ることが大事です。
先ずは、「よくボールを見て」「手を伸ばして」「飛び込んでみる」ことです。

もし、捕れなかったのであれば、なぜ捕れなかったのか?
スタートが悪かったのか?それとも本当は捕れたのに
勝手に「あいつが捕るだろう」と思い込んでしまうような
連携の悪さが原因だったのか?等の反省が生まれるはずです。
動かない人間に反省は生まれませんし、成長もありません。
自分のポジションの守備範囲を勝手に狭く決めてしまい、
その先に進もうとしない人は成長をあきらめている人です。
大人になると、馬鹿をしなくなってしまいます。自分がとっても大事で
「飛び込んで怪我をする」ような打球は絶対に捕りに行きません。
すぐにブレーキをかけます。可能性に挑戦しません。

自分を信じて目一杯、飛び込んでほしいと思います。

更に最悪なのが、ポジションを与えても自分ではボールを捕らずに
評論を始める人です。
たまに飛んできた捕りやすい正面のゴロでも
プレイヤーではなく評論家なので
「ほら、ファースト捕って!!」とあたかも自分の仕事ではないかのように
他の人に回していきます。
周りの人は慌ててボールを捕りに行かざるをえず、よくエラーしてしまいます。
それを見て評論家さんは
「だから気をつけてって言ったじゃないか!」などと言ってみたりします。

・・・・経験あります??(笑)
そういう人は、しかるべき位置・・・
バックネット裏とか、外野席とかにいて頂きたいものです。
少なくとも神聖なフィールドに立つプレイヤーではありません。
プロの世界を作りたいと思います。

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