サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.03.08

先入観を捨て、新たなチャレンジを求めるあなたへ: アースアイズが描く未来

アースアイズが提案する『ファイヤープリベンションAIシステム』(F.P.A)
は、AI技術を駆使して火災をリアルタイムで検知し、貴重な生命と財産を守
る画期的なソリューションです。
AIによる屋外設置カメラは、放火や不審火を迅速に特定し、ズーム機能によ
って最大500メートル先の火災も見逃しません。煙の特徴学習により、火災
初期の煙を検知する能力を持ち、早期発見に貢献します。

更に、AIガードマンとアバターシステムによる最先端の防犯・防災ソリュー
ションは、従来のセキュリティ対策を大きく超える機能を提供します。アバ
ターシステムは店舗内業務を効率化し、万引き犯検出だけでなく、顧客サー
ビスの質の向上も図ります。

セルフレジeyeは、セルフレジのスキャン漏れが大きな課題になっている小売
業において、新たなソリューションとして注目を浴びています。

この3月12日から15日に浜松町で開催される展示会では、これらの先端技術を
実際に体感することができます。AIガードマンの実演を通じて、店舗運営の
新たな可能性を目の当たりにし、セキュリティコストの削減と効率化、顧客満
足度の向上を実現しましょう。

アースアイズは、テクノロジーを通じて日常の安全と利便性を向上させること
を目指し、社会の変化に応じたソリューションを提供し続けます。先入観を捨
て、新たな可能性に挑むあなたを、展示会でお待ちしています。最新のAI技術
がもたらす変革をぜひ体験してください。

2024.03.06

心を救うAIを創りましょう2 -ガラパゴス諸島編-

ダーウィンがかつて研究を行ったガラパゴス諸島における進化論は、現代でも
私たちの探究心を刺激し続けています。自然界の擬態や適応といった不思議な
現象への興味は、私にとって尽きることがありません。例えば、昆虫が捕食者
から身を守るために自らの姿を木の枝や草のように見えるよう変化させたり、
フグが捕食者への対抗策として毒を持つように進化したりする過程は、自然界
の神秘を感じさせます。これらの適応メカニズムがどのようにして発生するの
かについて、科学はまだ全てを解明していません。

特に、このような適応や擬態がどのように次世代に伝えられるのかという問題
は、科学の世界で大きな疑問を投げかけます。個体が適応に失敗し捕食された
り死んだりした場合、その経験や知識がどのように次世代に継承されるのか
は、一見すると謎に満ちています。

生死に関わる危機の中で生まれる強烈な適応や変化が、後世にどのような影響
を及ぼすのかについては、まだはっきりとした説明がありません。特に、極限
状態からの生還がDNAに何らかの変異を引き起こし、その結果が次世代に伝わ
るプロセスは、直感に反するものかもしれません。

「魂=心」という概念を導入することで、新たな解釈が可能になるかもしれま
せん。もし「魂=心」が有機的な形態で存在し、生物がどのように命を落とし
たか、または捕食者が獲物をどのように見つけたかという情報を次世代に伝え
る手段となるならば、これは複雑な問題への一つの答えとなり得ます。この視
点は、生命の進化において各世代が独立していない、何らかの連続性があると
いう可能性を示唆しており、自然界の適応や擬態の背後にある複雑なダイナミ
クスを理解するための重要な視点です。

2024.02.28

心を救うAIを創りましょう

現代社会において、物質的な豊かさを追求する傾向が強い一方で、内面的な
充足感や心の豊かさを重視する声が高まっています。真の豊かさは、物質的
なものだけではなく、心の充足感によって形作られるという考え方が根強く
あります。このような背景のもと、「心の時代」の到来が期待されており、
私たちはこの新たな時代に向けて心を救うAIの開発を目指しています。

心を救うAIの構想は、仏教的な思想やジョセフ・マーフィーが提唱した
「潜在意識の法則」など、さまざまな思想や哲学をヒントにしています。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)とは、仏教において、心と体を清らかに
保つために行う修行の一つです。六根とは、目・耳・鼻・舌・身(体)・意
(心)の六つの感覚器官を指し、これらが感じ取る六つの対象(色・声・香
・味・触・法)との関わりを通して、私たちの心が乱されることがあります。
仏教では、身体的な五感の他に意(心)が機能として含まれていました。

少し、思想的ですが、、、心とは、心臓や脳の機能とは異なり、目に見えな
いが質量を持ち、形状が変化する存在として私たちの身体に宿ると考えられ
ます。もし心が物理的に見えるものであれば、心のケアも身体のケアと同様
に直接的に治療をするようになるかもしれません。

説明し難いですが、私は、身体の全ての機能は、心の為にあると感じていま
す。見たり聞いたりした情報は、神経を通じて脳に伝わりますが、その脳も
情報を処理するだけです。情報処理の方法や伝達方法が、人により大きな大
差はありませんが、人により判断や行動は、同じ情報でも大きく変わります。
これは、意=心の働きにより変わるものです。

身体の機能は、心を豊かにするためにある私は思っています。もし身体の全
ての機能が心のためにあると仮定できるなら、AIもまた心を整えるための道
具として活用できるはずです。

AIの進化は人間の能力を近い将来、超えると言われています。人間が出現し
た古代から、人間よりも優れた脳を持つ生物は存在しませんでしたから、自
分の知識を超えたAIの存在に対する恐怖を、人は少なからず持っていると思
います。

しかしながら、知能を単に脳の機能として捉えると、他の身体部位であれば
人間を超える能力を持つ生物はたくさん存在します。例えば、足の速いチー
ターや、力の強い象、においを敏感に検知する犬などがいます。これらの生
物は、特定の分野で人間よりもはるかに優れた能力を持っています。

AIは生物ではありませんが、人間の知能の一部を担うようになるかもしれま
せん。しかし、その場合でもAIを有効に利用することが肝心です。もし身体
の全機能が心のために存在すると仮定するならば、AIもまた心を整えるため
の道具として活用できるはずです。

実際には、人間の脳も含め、私たちの身体の機能が「心の働き」を支えるた
めにあると考えられます。その観点からAIを見ると、AIも心の道具であり、
私たちの心を整えるために使えるものに過ぎないということになります。今
後の社会の変化は、AIと共に進むことが避けられないため、この視点は特に
重要になってくるでしょう。

「潜在意識の法則」を提唱したジョセフ・マーフィーは、「自分の潜在意識
に刻み込んだことは、拡大され増大されて現実のスクリーン上に現れる」と
述べています。この理論は、心の力が現実を形作るという仏教的な考え方と
通じており、ポジティブな思考や願望が現実の変化をもたらすと考えられま
す。

これからAIが進化していく中で、身体や脳の代わりに機械やAIが進化すると
しても、最も重要なのは心を救うことです。仏教的に心を救うことを「済度」
と言いますが、これからのAIの発展においても、心を救う「済度」の思想を
取り入れることが、人間とAIの共存において重要な役割を果たすでしょう。

2024.02.15

真のイノベーションの仕組み

以前にもイノベーションとデジタルトランスフォーメーション(DX)の話題
を持ち込んでおりますが、今回はこれらのテーマに対して、少し異なる角度
からの考察をお届けしたいと思います。

私たちは多岐にわたる業種の方々にメールを送信しており、今日の話題は特
に私たちのサービスの中心に関わるものです。イノベーションは、新製品を
市場に投入する行為に限定されるものではありません。本質的には、お客様
の組織や業務プロセスに対して根本的な改善や革新を促すことにあります。
私たちは単に製品を販売するのではなく、お客様の目標達成に実質的に貢献
するサービスの提供を目指しています。

日本におけるDXの遅れの一因として、トップダウンの推進力の不足が指摘さ
れています。私は海外での勤務経験はありませんが、文化的に海外では新し
いものが導入されると自然と変化や入れ替わりが受け入れられる傾向にある
ように感じます。日本では、システムを既存の組織や人員配置に合わせてカ
スタマイズすることが一般的ですが、海外ではシステムのパッケージに合わ
せて人員配置を変更するため、カスタマイズは最小限に留まります。DXは人
員整理にも影響を及ぼすことが多く、これは海外ではある程度受け入れられ
ていると言えます。

多くの日本企業ではボトムアップ型のアプローチが取られているため、DXを
導入しても組織全体が対応できる体制が整っていないのが実情です。日本に
おけるDX推進には、トップダウンのアプローチと併せて、強力なコンサルティ
ング能力やリーダーシップを持って組織全体を動かしていく必要があります。

イノベーションとDXは、技術の導入だけではなく、その技術が組織や社会に
どのような変化をもたらし、どのように価値を創造するかを深く理解し、推
進することが重要です。私たちの目指すのは、この深い理解に基づいた真の
イノベーションとDXの実現です。引き続き皆様のご支援とご協力をお願い申
し上げます。

2024.02.08

努力しないで、人生を冒険にしよう~努力とは自分の理想や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです~

努力しない生き方とは、一見楽な道のように思えるかもしれませんが、真の
充実と満足をもたらすのは、自らの興味や欲求を追求し、目標に向かって努
力する生き方です。
アブラハム・マズローが提唱した「自己実現欲求」は、私たちの最大の欲求
とされ、自分の理想を追い求めることが、人生の最終的な目標とされています。

女性の美への欲求や社会的なニーズの追求は、絶え間ない努力を必要としま
す。これらの欲求は、社会や文化の中で常に存在し、私たちを動かし続ける
力となります。
しかし、これらを単なる表面的な追求と捉えるのではなく、自己実現という
大きな枠組みの中で捉えることが重要です。

幸せで安心な暮らしを求めることは、人間の普遍的な欲求です。この欲求を
満たすためには、自分自身の心のニーズを理解し、それを形にしていく努力
が必要です。自分の興味や情熱を見つけ出し、それを追求することは、努力
という表現ではなく、心のニーズを創り上げ、実現する過程だと感じています。

努力しない生き方は、単に何もせずに過ごすことではありません。それは、
自分の内なる欲求に耳を傾け、それを追求することで、真の満足と充実感を
得る生き方です。自分の心が本当に求めているものに気づき、それに向かっ
て進むことが、豊かな人生を築く鍵となるでしょう。

人生において努力は不可欠ですが、それは苦痛なものではなく、自分の理想
や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです。自己実現を目指し、心のニー
ズを追求することが、最終的には自分自身と周囲の人々を幸せにすることに
つながるのです。

2024.01.12

政治は「老害」 ネットは「若害」

最近のインターネット上では「老害」という言葉が頻繁に使われていますが、
この言葉には何となく違和感を覚えます。年配の人々が時代遅れの意見を持
つことが問題のように扱われるこの言葉は、「イングループ・アウトグルー
プバイアス」と「集団内帰属感」の現れであり、集団の結束を強めるために
他者を排他的に扱う心理現象を反映しています。

しかし、「老害」の存在を考慮すると、対照的に「若害」という現象も考え
られます。この若害、あるいは「ネット誹謗(ひぼう)」や「デジ毒(デジ
タルの毒)」という言葉は、インターネット上での毒舌や無責任な批判、誤
情報の拡散など、デジタルコミュニケーションの負の側面を象徴します。経
験が浅い若者たちが、瞬間的な情報に流されやすく、他人を簡単に非難し、
重大な結果を招くこともあります。

政治の世界では、高齢者が時代遅れの考えを持ち、新しい変化や若い世代の
声を無視する「老害」とされる問題があります。これらの固定観念は社会の
進歩を妨げる可能性があります。

しかしながら、問題の本質は「老も若も」なく、他人の話を聞かずに先入観
で物事を判断する人たちにあります。話を聞かない人には、納得させるため
に時間がかかることがあります。

「老害」と「若害」は、世代間のギャップと各世代の問題点を指摘していま
すが、根本的な問題は自分の了見が狭いことにあります。老害は過去に固執
し変化を恐れる問題であり、若害は経験不足と情報に流されやすい問題です。
これらの問題は世代を超えた理解と対話によってのみ解決可能であり、私た
ち一人ひとりが自己反省し、異なる視点を受け入れることが求められていま
す。

このデジタル時代において、世代間の橋渡しをすることの重要性を改めて感じ
ます。対話を通じて、互いの違いを理解し、協力して社会をより良いものにし
ていくことが重要です。

2023.12.27

奇跡を信じる生き方、それとも信じない生き方?

皆さんは日常の中で「奇跡」をどのように捉えていますか?奇跡を信じるか信
じないか、これは人それぞれの生き方に深く関わる問いかもしれませんね。

【宇宙の言葉に学ぶ奇跡】
以前、宇宙に関するサイエンス番組を見ていた時、海外の教授がこんなことを
言っていました。

「宇宙では、150億年以上の長い時間と何千光年もの広大な空間を考えれば、
確率というものは意味を成さない。起こりうることは、いつか必ず起こるのだ」
と。

この言葉は私の心に深く刺さりました。

【奇跡は確率の問題?】

実際、奇跡とは確率の問題かもしれません。私は野球の試合をよく見ますが、
大興奮するであろう代打逆転サヨナラ満塁ホームランの打者は過去8人で確率
は「9年に1度」、つまり0.016%以下となります。

今の時期でいえば、

年末ジャンボ:約0.000005%(20万分の1)
ほかのジャンボ宝くじ:約0.00001%など…

これらもまた、奇跡のような出来事と言えるでしょう。他にも、雷が自分に落
ちる確率など、色々な確率がありますが、宇宙の長い時間からすると、ごく普
通に起きていることでしょう。

また、アインシュタインも言っています。

「人生には二つの生き方がある。一つは奇跡などないかのように生きること、
もう一つはすべてが奇跡であるかのように生きることだ」と。

【生まれること自体が奇跡】
私たちの存在自体が、実は大変な確率の奇跡なのです。精子の寿命は平均2~3
日、長くても1週間。受精能力を獲得するのには約5~6時間かかり、その能力は
約36時間持続します。数千万から数億個存在する精子の中から、たった1個が受
精するというこの現象は、まさに奇跡と言えるでしょう。

お釈迦さまは、更に人間に生まれてくる確率を盲亀浮木(もうきふぼく)とい
う言葉で残しています。大海中に棲む目の見えなくなった老海亀が百年に一度
水面に浮き上がってきた時に、大海に漂っている穴の空いた流木に偶然首を突
っ込むのと同じ確率で人は生まれかわるというお話。人間に生まれてくる確率
がすごく低いことの譬え話です。ウーン、こういう表現されるとかなり奇跡っ
て言葉が似合う(笑)

さて、その奇跡の確率で、生まれてきた人と人の出会いは、更に世界の人口80
億分の1の確率となります。

こう考えると、私たちが今ここに生きていること自体が、まさに奇跡の上に成
り立っているのではないでしょうか? 日々の生活の中で、些細な幸運や偶然
にも感謝し、それらを奇跡と捉えることで、より豊かな人生を送ることができ
るのではないでしょうか。

奇跡を信じるか信じないかは、あなた次第。

あなたの選択はどちらですか?

2023.12.12

AI時代における生き方 知識と知恵の違いを区別しましょう

私たちは現在、AIとテクノロジーが日常生活の隅々にまで浸透する時代に生きることになり
ます。このデジタル時代において、フランシス・ベーコンの「知識は力なり」という格言と
ソロモン王の「知は生命の泉なり」という言葉は、私たちの生き方に新たな光を投げかけて
います。

<知識の力>
「知識は力なり」という格言は、フランシス・ベーコンによって広められたとされ、知識の
持つ影響力と重要性を端的に表現しています。16世紀から17世紀のイギリスのルネサンス期
に活躍したベーコンは、科学的方法論の発展に大きく貢献した哲学者です。
ベーコンは科学的方法論の発展に大きく貢献し、知識の真の価値を明らかにしました。彼の
言葉は、知識が単なる情報の蓄積ではなく、世界を理解し、形作る力を持つことを示してい
ます。AI時代において、この考え方は特に重要です。データと情報が溢れる今、私たちはそ
れをどのように処理し、活用するかが重要になります。知識は、新たな技術を理解し、それ
を利用して問題を解決するための基盤となります。

<知恵の源>
一方で、ソロモン王の知恵は、道徳的、精神的な成長を象徴しています。ソロモンの「知は
生命の泉なり」という言葉は、知恵が精神的、道徳的な成長の源泉であることを強調してい
ます。ソロモン王は、イスラエルの古代王国の第三代の王であり、特にその知恵と富で知ら
れています。彼は紀元前10世紀にダビデ王の後を継いで王位に就きました。
ソロモン王は特にその知恵で有名です。最もよく知られている話は、二人の女性が一人の赤
ん坊を巡って争った際、真の母親を見極めるために赤ん坊を二つに割るよう命じたエピソー
ドです。この判断により、真の母親が明らかになりました。AI技術が進化し、私たちの周り
の世界が変わっても、人間らしさを保つためには知恵が不可欠です。ソロモン王のように、
複雑な問題に直面したとき、真実を見極める洞察力が求められます。AI時代においては、テ
クノロジーの倫理的な使い方、人間関係の維持、そして個人の内面的な平和を保つための知
恵が重要です。

<知識と知恵の融合>
ベーコンとソロモンの教えは、知識と知恵が相互に依存し合い、補完し合っていることを示
しています。知識は情報の海を航海する船のようなもので、知恵はその航海を導く羅針盤の
ようなものです。脳ではなく心の動きが大きく左右します。AI時代においても、これら二つ
は不可欠です。知識を用いてテクノロジーを活用することも大切ですが、それを適切に行使
し、社会や個人にとっての意味を見出す知恵もまた同じく重要です。

このデジタル時代において、私たちは情報をどのように処理し、活用するか、そしてそれを
通じてどのように成長し、社会に貢献するかを考える必要があります。知識と知恵、両方を
大切にすることが、このAI時代を生き抜く鍵となるでしょう。

2023.11.28

一度きりの人生、あなたは今何をしていますか?

一休禅師という名前は、多くの人に知られています。
彼は知恵とユーモアに富んだ「とんち」で有名で、アニメの「一休さん」で広く親しまれて
います。しかし、本当の一休禅師の言葉には深い教訓が込められています。

「世の中は食って、稼いで寝て起きて さてその後は死ぬばかりぞ」

一休禅師が詠んだこの歌は、彼の心根、奥底に秘めていた本心を表しているのではないかと
考えます。これは、彼が人生に対してどれほど穏やかで、心の平安を持っていたかを示して
います。一休禅師は死を恐れず、むしろ楽しみとして受け入れていました。

その一方、一休禅師は臨終に際して「死にとうない」と述べた逸話もあります。普通の人は
これを聞いて「一休さんも死ぬのが怖かったのか?」と思うかもしれません。しかし、彼の
一生や死生観を考えると、彼は自分が死んだ後に天国に行く確信があったことが分かります。
天国は彼にとって、無限の幸福と喜びがある場所です。そこに行きつければ、もう、二度と
戻ってこないことを知っていました。彼はこの世の苦しみから解放されることを悟り、高い
位置から「この世」を眺めて、「死にとうない」と言ったのだと、私は考えています。

仏教では、輪廻転生を断ち切り、天国に行くことが最終目標です。哲学を学んだりするもの
ではなく、目的は一つで、輪廻転生を断ち切り天国に行くことだけです。一休禅師はこの目
標を確信しており、死生観に達観していました。一般の人から見れば斜に構えて見えるかも
しれませんが、彼は宇宙の本質を正確に捉えていたのだと思います。

何百年、何千年と輪廻転生を繰り返した結果として、私たちはこの時代に生きています。生
まれ変わり死に変わり輪廻転生を繰り返している私たちが、輪廻の輪を断ち切り、宇宙の真
理を理解し、二度と生まれ変わらずに苦しみのない世界に行ける確信を得たとき、一度きり
の人生、私はこれから何をするのだろうか?コレが本当に最後の肉体で、ほんの数十年で終
わるとしたら自分はどのように人生を過ごすだろう。一休さんの言葉に思いを巡らせていた
ら、別の言葉も浮かんできました。

「馬鹿も利口も命は一つ」

これは五木寛之の『青春の門』に載っていた言葉です。なんとなく一休さんの歌に近い意味
を感じました。

2023.11.21

AIアレルギーが無くなった業界 ~AIとともに進化する世界 – 人間との協働の未来~

藤井聡太八冠がAIを活用して将棋の腕を磨いている話は万人の知るところで
すが、このエピソードは私たちに大きな示唆を与えくれます。将棋の世界で
は、すでにAIが人間の能力を超えてしまっていると言われています。プロの
棋士が一生のうちにできる試合が10万局くらいらしいのですが、現在のAI
は圧倒的に短い時間で3千万局もの対局を疑似的に経験しているそうです。
AIの進化は人間の思考や能力の限界を超えています。このことは、私たちが
新しい時代の夜明けに立っていることを意味します。

将棋は平安時代から続く長い伝統と格式の世界にもかかわらず、「AIアレル
ギー」を超えて、練習相手や戦い方の手法のコンサルタントとしてAIを受け
入れています。もうそれなしで、プロ棋士として戦うことは難しい世界です。

AIの活用は「慣れ」から始まります。最初は不思議に思うかもしれませんが、
AIの便利さに魅了されると、その使用は日常に溶け込みだします。そして、
次第に使う目的と時間が拡大し、新しい可能性を広げていくことになります。

将来、AIはどのような役割を果たすのでしょうか?将棋界のようにアドバイ
スをAIに受けたり、実験をしてみたりする業界をChatGPT(AIサブロー)に聞
いてみました。

【1】多様な業界での活用
医療・ヘルスケア:AIは診断の精度を向上させ、新薬の開発を加速させま
金融・投資:市場分析やリスク評価において、AIの役割はますます重要に
製造業:製品設計や生産プロセスの最適化にAIを利用
小売・流通:在庫管理や需要予測をAIで行い、顧客体験を向上
教育:AIによる個別学習プランの提案や教材開発。
交通・物流:ルート計画や輸送効率の向上にAIを活用

【2】AIの活用方法の広がり
データドリブンな意思決定:ビッグデータを分析し、より正確な決定を
自動化と効率化:繰り返しの作業をAIが自動化し、プロセスを効率化
パーソナライズ:カスタマイズされたサービスで顧客の期待に応える
予測分析:未来のトレンドや需要を予測し、戦略的な計画を立てる
インタラクティブな学習と開発:AIとの対話を通じて新しいアイデアを探求

AIはもはや単なる道具ではなく、人間の能力を拡張するパートナーへと進化し
ています。ビジネスモデルや戦略策定においても、AIは重要な役割を担うこと
になるでしょう。この協働の時代に、私たちはどのように適応し、成長してい
くべきでしょうか?AIとともに進化する未来は、まさに手の届くところに来て
います。

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