サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.03.21

人の心に火をつける(考育)

山本五十六の有名な言葉「やって見せ、言って聞かせ、させてみて、褒めて
やらねば人は動かじ」は、リーダーシップと教育の両面での優れた指針を提
供してくれました。過去の日本が世界に誇る強固な組織力と精神を育んだ根
底にありました。リーダーが率先して行動し、その行動を説明し、部下に実
践させ、そしてその努力を認めることで、集団全体が一丸となり、目標達成
へと導かれたのだと思います。

しかし、21世紀の現代社会では、この伝統的な方法だけで十分とは言えない
場合も出てきているように感じます。サラリーマン文化が広がり、社会全体
が標準化された労働環境に馴染む中で、個々人のクリエイティビティや自主
性が求められるようになってきました。個人の目標と会社の目標が一致する
ことが少しあいまいになってきている気がします。

私たちが目指すべきは、「教育」から「考育」への転換と感じています。
「考育」とは、私の造語であり、教え込むのではなく、考えさせ、育てるこ
とに重点を置いた教育法です。「考育」は、単に知識を伝えるのではなく、
個人が自ら考え、学び、成長するプロセスを促進する教育法です。AI技術が
進むと会社の評価も二分化されて、成長を求める人に注力する時代になると
思います。

ウィリアム・ウォードの言葉、「最高の教師は子どもの心に火をつける」は、
「考育」の精神を象徴していると感じます。教育や育成の場において、最も
重要なのは、受け手が自ら学びたいという情熱を持つことを促すことです。
例えば、子育てにおいて、子どもが自らの興味や好奇心を追求することを奨
励することで、学習への自発的な動機付けが生まれます。また、ビジネスの
世界では、部下に目標を説明し、彼らが自らの方法で解決策を見出す機会を
与えることが重要です。これにより、部下は自己効力感を育み、組織全体の
イノベーションと成長が促進されるのです。

この過程では、教える側が情報を伝えることに重点を置き過ぎると、学習者
は受動的な受け手になりがちです。学習者が主体的に関与することを失って
しまう場合もあります。情報は、やる気のある人においては、いくらでも取
れる時代です。彼らの役割は、知識を提供することではなく、学習者の中に
潜む可能性を引き出し、その成長を支援することにあります。

21世紀の教育とリーダーシップにおいては、伝統的な「教育」から、より参
加型で自発的な「考育」への移行が求められると思います。これは、知識の
伝達だけでなく、学習者の内なる情熱を引き出し、彼らが自ら学び、成長し、
自分自身の可能性を最大限に発揮できるよう支援することを意味します。

2024.03.08

先入観を捨て、新たなチャレンジを求めるあなたへ: アースアイズが描く未来

アースアイズが提案する『ファイヤープリベンションAIシステム』(F.P.A)
は、AI技術を駆使して火災をリアルタイムで検知し、貴重な生命と財産を守
る画期的なソリューションです。
AIによる屋外設置カメラは、放火や不審火を迅速に特定し、ズーム機能によ
って最大500メートル先の火災も見逃しません。煙の特徴学習により、火災
初期の煙を検知する能力を持ち、早期発見に貢献します。

更に、AIガードマンとアバターシステムによる最先端の防犯・防災ソリュー
ションは、従来のセキュリティ対策を大きく超える機能を提供します。アバ
ターシステムは店舗内業務を効率化し、万引き犯検出だけでなく、顧客サー
ビスの質の向上も図ります。

セルフレジeyeは、セルフレジのスキャン漏れが大きな課題になっている小売
業において、新たなソリューションとして注目を浴びています。

この3月12日から15日に浜松町で開催される展示会では、これらの先端技術を
実際に体感することができます。AIガードマンの実演を通じて、店舗運営の
新たな可能性を目の当たりにし、セキュリティコストの削減と効率化、顧客満
足度の向上を実現しましょう。

アースアイズは、テクノロジーを通じて日常の安全と利便性を向上させること
を目指し、社会の変化に応じたソリューションを提供し続けます。先入観を捨
て、新たな可能性に挑むあなたを、展示会でお待ちしています。最新のAI技術
がもたらす変革をぜひ体験してください。

2024.03.06

心を救うAIを創りましょう2 -ガラパゴス諸島編-

ダーウィンがかつて研究を行ったガラパゴス諸島における進化論は、現代でも
私たちの探究心を刺激し続けています。自然界の擬態や適応といった不思議な
現象への興味は、私にとって尽きることがありません。例えば、昆虫が捕食者
から身を守るために自らの姿を木の枝や草のように見えるよう変化させたり、
フグが捕食者への対抗策として毒を持つように進化したりする過程は、自然界
の神秘を感じさせます。これらの適応メカニズムがどのようにして発生するの
かについて、科学はまだ全てを解明していません。

特に、このような適応や擬態がどのように次世代に伝えられるのかという問題
は、科学の世界で大きな疑問を投げかけます。個体が適応に失敗し捕食された
り死んだりした場合、その経験や知識がどのように次世代に継承されるのか
は、一見すると謎に満ちています。

生死に関わる危機の中で生まれる強烈な適応や変化が、後世にどのような影響
を及ぼすのかについては、まだはっきりとした説明がありません。特に、極限
状態からの生還がDNAに何らかの変異を引き起こし、その結果が次世代に伝わ
るプロセスは、直感に反するものかもしれません。

「魂=心」という概念を導入することで、新たな解釈が可能になるかもしれま
せん。もし「魂=心」が有機的な形態で存在し、生物がどのように命を落とし
たか、または捕食者が獲物をどのように見つけたかという情報を次世代に伝え
る手段となるならば、これは複雑な問題への一つの答えとなり得ます。この視
点は、生命の進化において各世代が独立していない、何らかの連続性があると
いう可能性を示唆しており、自然界の適応や擬態の背後にある複雑なダイナミ
クスを理解するための重要な視点です。

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