サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.05.30

人は顔つきを創る経験をする

人間は生まれ持った顔つきと、自分で築いてきた年輪のような顔つきとを持つらしい。それ
らは全く異なるものであると最近やっと感じるようになりました。確か五木寛之さんの『青
春の門』でこのことについて読んだことがあります。当時は中学生くらいで、「フ~ン」と
軽く受け流してしまいましたが、心のどこかにその言葉が刻まれたのでしょう。

そのことを思い出したのは、先日の東京六大学野球の早稲田対明治の試合中継で、小宮山監
督のアップが映し出されたときでした。口元がへの字に少し曲がり、選手を見るその顔全体
の雰囲気がまさに「顔つき」として表現されてよいもので、我々の恩師であり監督だった石
井連蔵さんに似ていると感じました。

私の会社の執務室には、石井連蔵氏の写真が飾ってあります。監督の経験を感じさせる「顔
つき」の写真を毎日見ていると、自然とその顔つきが創られた意味を考えさせられます。

監督にはよく怒られました。怒られた理由は「真剣さ」が足りないというものがほとんどで
した。監督は「真剣さ」を異常なほど追求する人で、その厳しさは並大抵のものではありま
せんでした。これでもか・・・と真剣さを要求される練習は、当時の私たち学生にとっては、
ついていくことにただただ必死だったように思います。

何かに取り組んでいる人は、その取り組みが顔つきに表れます。私も年齢を重ねる中で、そ
のことを実感するようになりました。努力や情熱、苦労といったものが顔つきに反映される
のでしょう。

今後も良い取り組みを続け、真剣に生きていくことで、自分の顔つきに自信と誇りを持てる
ようになりたいと思います。顔つきは人生の歩みを映し出すものであり、それを創るのは自
分自身の経験と努力に他なりません。

2024.05.14

店舗の従業員の負担を0に「省力化次世代店舗設計へ」

この度、AIガードマン(不審者を発見するAIシステム)とアバターの仕組みを組み合わせる
AI二答流のリリースをすることになりました。

小売業はもちろん、他の業態においても同じように働く人材が集まらない、また人件費の高
騰(本来上がるべきことなのかもしれませんが)などで、売り場や現場を自動化していく傾
向が顕著になってきました。

昨今の小売業界では、コロナ禍が一段落し、インバウンド需要の増加に伴い、売上が好調な
店舗も増えています。しかし一方で、人手不足という深刻な課題に直面しています。売上の
好調に乗じて店舗の出店や拡張を行う際には、特に人材の確保が大きな課題となっています。

当社には万引き対策の相談が多く寄せられますが、働く人材が少ない中での万引き対策は、
そもそも対応が難しい部分が多々あります。当社は、「万引きを未然に防ぐ」というコンセ
プトから、捕捉するのではなく、「お声掛けをして」未然に防ぐことをテーマにしておりま
した。しかしながら、「お声掛けをする人もいない」ということが店舗の実情で、その対応
に苦慮していました。

「店舗の従業員の負担を0にした接客・万引き対策を作らなければならない」

この思いが、今回のAI二答流の開発の経緯です

当社はすでに、アバターシステムをリリースしています。これは、店舗に人がいなくても、
リモートで接客ができる仕組みですが、当初から、このアバターの仕組みは万引き対策や
防犯に活用できると考えておりました。

そもそも、人がいないことで、小売業は接客の機会損失や万引きを誘発する「スキ」を作
ってしまっています。この「スキ」を埋め合わせるには、「後付けの万引き対策」ではな
く、設計当初から「足りない人材をどのように補うのか?」という店舗の設計思想が必要
なのです。

今回のコンセプトは、AIカメラが不審者や購買意欲のある方を発見すると、アバターが自
動でお声掛けをしてくれます。不審者であれば、「人やAIに見られていること」が分かり
ますし、商品をお探しのお客様であれば、サイネージの呼び出しボタンを押すことでアバ
ターの操作がリモートスタッフに切り替わり直接対処できます。

商品も二つの仕組みを組み合わせていますが、答えも接客機会ロスと万引きロスの二つに
対処することができます。

次世代店舗は、人手不足をロボットかサイネージなどのツールを活用する手法しかなく、
その小売業の問いかけに「二つのアンサー」でお応えできたと確信しております。

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