店舗の従業員の負担を0に「省力化次世代店舗設計へ」
この度、AIガードマン(不審者を発見するAIシステム)とアバターの仕組みを組み合わせる
AI二答流のリリースをすることになりました。
小売業はもちろん、他の業態においても同じように働く人材が集まらない、また人件費の高
騰(本来上がるべきことなのかもしれませんが)などで、売り場や現場を自動化していく傾
向が顕著になってきました。
昨今の小売業界では、コロナ禍が一段落し、インバウンド需要の増加に伴い、売上が好調な
店舗も増えています。しかし一方で、人手不足という深刻な課題に直面しています。売上の
好調に乗じて店舗の出店や拡張を行う際には、特に人材の確保が大きな課題となっています。
当社には万引き対策の相談が多く寄せられますが、働く人材が少ない中での万引き対策は、
そもそも対応が難しい部分が多々あります。当社は、「万引きを未然に防ぐ」というコンセ
プトから、捕捉するのではなく、「お声掛けをして」未然に防ぐことをテーマにしておりま
した。しかしながら、「お声掛けをする人もいない」ということが店舗の実情で、その対応
に苦慮していました。
「店舗の従業員の負担を0にした接客・万引き対策を作らなければならない」
この思いが、今回のAI二答流の開発の経緯です
当社はすでに、アバターシステムをリリースしています。これは、店舗に人がいなくても、
リモートで接客ができる仕組みですが、当初から、このアバターの仕組みは万引き対策や
防犯に活用できると考えておりました。
そもそも、人がいないことで、小売業は接客の機会損失や万引きを誘発する「スキ」を作
ってしまっています。この「スキ」を埋め合わせるには、「後付けの万引き対策」ではな
く、設計当初から「足りない人材をどのように補うのか?」という店舗の設計思想が必要
なのです。
今回のコンセプトは、AIカメラが不審者や購買意欲のある方を発見すると、アバターが自
動でお声掛けをしてくれます。不審者であれば、「人やAIに見られていること」が分かり
ますし、商品をお探しのお客様であれば、サイネージの呼び出しボタンを押すことでアバ
ターの操作がリモートスタッフに切り替わり直接対処できます。
商品も二つの仕組みを組み合わせていますが、答えも接客機会ロスと万引きロスの二つに
対処することができます。
次世代店舗は、人手不足をロボットかサイネージなどのツールを活用する手法しかなく、
その小売業の問いかけに「二つのアンサー」でお応えできたと確信しております。