振り向かず生きる なぜなら、信念があるから
先日「CODA(コーダ)」という映画を見ました。
久々に良い映画見た感じです。
タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に
育てられた子ども”」のこと。
フランス映画「エール!」をリメイクした作品で、家族の絆と個人の夢の葛藤を描いた感動
的なヒューマンドラマです。
物語は、海の町でやさしい両親と兄と共に過ごす高校生ルビーに焦点を当てています。
ルビーは家族の中で唯一耳が聞こえますが、それは家族や町の生活に欠かせないものでした。
彼女は幼少期から漁業の手伝いをし、家族にとって通訳代わりになっており、家族と社会を
繋ぐ不可欠な存在になっていました。
新学期が始まり、ルビーは合唱クラブに入部します。その歌声に顧問の先生が気付き、都会の
名門音楽大学への進学を強く勧めます。しかし、聴覚障害を持つルビーの両親は娘が音楽の道
を選ぶことを受け入れられません。ルビーなしに社会との接点を直接持つことができない彼ら
は家業を支持し、家族の一員としてのルビーの役割を重視します。
ルビーは自身の夢と家族の期待の狭間で揺れ動きます。家族のために尽力し続けることを決意
しますが、それが彼女の人生を犠牲にすることになります。
最後の、名門音楽大学の審査の会場でBoth Sides Nowを歌う姿のシーンは、、
私は、もう涙腺が崩壊準備OKの状態で、歌声を堪能させていただきました。
人には、歌を歌う理由があります。
心を伝えるためには、テクニカルだけではない、人知れず積み重ねた経験が必要です。
それを映画で教えてくれているようでした。