サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.07.04

大企業に起業家は必要か?(日本のDXの遅れの理由)

一昔前に比べて、大企業で「偉人」と称される人物が、随分と少なくなったように感じます。
かつては大企業の中にも尖った個性を持つ人物や、「出る杭」と呼ばれるような挑戦的な人が
多く存在しました。しかし、現代ではルールやコンプライアンスといった規範によって、その
ような人材が取り締まられ、活躍の場が限られているように見受けられます。

尖るということは、ただ無駄に突っ張ることではありません。筋の通った主張や行動を持つ
「ツッパリ」が求められます。イノベーションとは、自社のサービスや商品を社会の変化に適
応させ、さらに発展させることです。そのためには、組織変革が必要です。社内の体制だけで
なく、社会の体制も変えていくことが求められます。

このような変革を実現できるのは、一本筋の通った「変人」と言われるような人物です。彼ら
は既成概念を打破し、新しい価値を創造する力を持っています。しかし、残念ながら、現在の
大手企業にはそのような風土が薄れているように感じます。私がその理由と思えるのが、日本
のDX化の遅れです。

AIの改革など、大手企業であれば多くの改善点がすぐにできるはずなのに、外部に新規事業を
求めます。内部をDX化するだけで、どれだけの変革が生まれるか計り知れない大企業が山ほど
あります。この遅れは、尖った人材が大企業にいなくなってきていることの表れのように思い
ます。

大企業には、規範やルールが必要であることは確かです。しかし、その一方で、イノベーショ
ンを起こすためには、規範に縛られない自由な発想と行動力を持つ起業家精神が必要です。現
代の大企業において、果たして憧れの上司と呼ばれるような人物がどれほど存在するのでしょ
うか。

真の変革を求めるならば、大企業は起業家精神を持った人材を育てそのような風土を再び醸成
する必要があります。組織の安定とイノベーションは相反するものではなく、両立することで
初めて、持続可能な発展が可能となるのです。

2024.06.12

深く考える耳順の年齢

私は、この6月で59歳になります。50歳の時、「天命を知る」という言葉に触れ、その意味を
自分なりに理解しようとしてきましたが、未だにその真意に完全に納得しているわけではあ
りません。しかし、納得のいく言葉です。

「耳順(じじゅん)」という言葉をご存知でしょうか?論語の「六十にして耳順う」という一
節に由来します。これは、人が60歳になると他人の言葉を素直に受け入れることができるよう
になるという意味です。昔は「数え歳」で年齢を数えていたため、現在の59歳が当時の60歳に
相当すると考えることができます。

他人の言葉を素直に受け入れるには60歳が必要だということは、人間の成長には時間がかかる
という示唆でもあります。孔子のような歴史的な大人物がそのように説いたことを考えると、
私のような凡人はまだまだその境地には達していないかもしれません。この「耳順」という概
念には、さらに深い意味があると感じるので、もう少し掘り下げてみたいと思います。

他人の意見を受け入れることは、単に言葉の内容を理解するだけではなく、その人の態度や長
年の関係性、そして言葉に込められた背景まで含めて考慮する必要があります。好きな人、嫌
いな人、苦手な人、若い人、年寄り・・・・言葉の意味や内容が同じでも、説明の仕方や話す
順序によって受け取り方が異なり、結果として受け入れにくい場合もあります。

耳順とは、これらすべてをひっくるめて、他人の言葉に「耳に順う」ことができる姿勢を表し
ていると思います。このように考えると、耳順とはまさに聖人の境地であり、他人の言葉を完
全に受け入れるには修養が必要です。

ある時、「アングリーコントロール(怒りのコントロール)をどのようにしていますか?」と
質問されたことがあります。私は、「怒りも神がくれた重要な感情の一つとして考えれば、コ
ントロールする必要はないのではないか? 大事なのは、その感情の裏にある真実を理解する
ことだ」と答えました。しかし、耳順の年齢に近づく今、もう一歩深く考える必要があるかも
しれません。

耳順を迎える私たちにとって、他人の言葉や感情を理解し、受け入れる能力は非常に重要です。
これからの一年、私もさらに修養を積み、真の耳順を目指していきたいと思います。

2024.05.30

人は顔つきを創る経験をする

人間は生まれ持った顔つきと、自分で築いてきた年輪のような顔つきとを持つらしい。それ
らは全く異なるものであると最近やっと感じるようになりました。確か五木寛之さんの『青
春の門』でこのことについて読んだことがあります。当時は中学生くらいで、「フ~ン」と
軽く受け流してしまいましたが、心のどこかにその言葉が刻まれたのでしょう。

そのことを思い出したのは、先日の東京六大学野球の早稲田対明治の試合中継で、小宮山監
督のアップが映し出されたときでした。口元がへの字に少し曲がり、選手を見るその顔全体
の雰囲気がまさに「顔つき」として表現されてよいもので、我々の恩師であり監督だった石
井連蔵さんに似ていると感じました。

私の会社の執務室には、石井連蔵氏の写真が飾ってあります。監督の経験を感じさせる「顔
つき」の写真を毎日見ていると、自然とその顔つきが創られた意味を考えさせられます。

監督にはよく怒られました。怒られた理由は「真剣さ」が足りないというものがほとんどで
した。監督は「真剣さ」を異常なほど追求する人で、その厳しさは並大抵のものではありま
せんでした。これでもか・・・と真剣さを要求される練習は、当時の私たち学生にとっては、
ついていくことにただただ必死だったように思います。

何かに取り組んでいる人は、その取り組みが顔つきに表れます。私も年齢を重ねる中で、そ
のことを実感するようになりました。努力や情熱、苦労といったものが顔つきに反映される
のでしょう。

今後も良い取り組みを続け、真剣に生きていくことで、自分の顔つきに自信と誇りを持てる
ようになりたいと思います。顔つきは人生の歩みを映し出すものであり、それを創るのは自
分自身の経験と努力に他なりません。

2024.05.14

店舗の従業員の負担を0に「省力化次世代店舗設計へ」

この度、AIガードマン(不審者を発見するAIシステム)とアバターの仕組みを組み合わせる
AI二答流のリリースをすることになりました。

小売業はもちろん、他の業態においても同じように働く人材が集まらない、また人件費の高
騰(本来上がるべきことなのかもしれませんが)などで、売り場や現場を自動化していく傾
向が顕著になってきました。

昨今の小売業界では、コロナ禍が一段落し、インバウンド需要の増加に伴い、売上が好調な
店舗も増えています。しかし一方で、人手不足という深刻な課題に直面しています。売上の
好調に乗じて店舗の出店や拡張を行う際には、特に人材の確保が大きな課題となっています。

当社には万引き対策の相談が多く寄せられますが、働く人材が少ない中での万引き対策は、
そもそも対応が難しい部分が多々あります。当社は、「万引きを未然に防ぐ」というコンセ
プトから、捕捉するのではなく、「お声掛けをして」未然に防ぐことをテーマにしておりま
した。しかしながら、「お声掛けをする人もいない」ということが店舗の実情で、その対応
に苦慮していました。

「店舗の従業員の負担を0にした接客・万引き対策を作らなければならない」

この思いが、今回のAI二答流の開発の経緯です

当社はすでに、アバターシステムをリリースしています。これは、店舗に人がいなくても、
リモートで接客ができる仕組みですが、当初から、このアバターの仕組みは万引き対策や
防犯に活用できると考えておりました。

そもそも、人がいないことで、小売業は接客の機会損失や万引きを誘発する「スキ」を作
ってしまっています。この「スキ」を埋め合わせるには、「後付けの万引き対策」ではな
く、設計当初から「足りない人材をどのように補うのか?」という店舗の設計思想が必要
なのです。

今回のコンセプトは、AIカメラが不審者や購買意欲のある方を発見すると、アバターが自
動でお声掛けをしてくれます。不審者であれば、「人やAIに見られていること」が分かり
ますし、商品をお探しのお客様であれば、サイネージの呼び出しボタンを押すことでアバ
ターの操作がリモートスタッフに切り替わり直接対処できます。

商品も二つの仕組みを組み合わせていますが、答えも接客機会ロスと万引きロスの二つに
対処することができます。

次世代店舗は、人手不足をロボットかサイネージなどのツールを活用する手法しかなく、
その小売業の問いかけに「二つのアンサー」でお応えできたと確信しております。

2024.03.21

人の心に火をつける(考育)

山本五十六の有名な言葉「やって見せ、言って聞かせ、させてみて、褒めて
やらねば人は動かじ」は、リーダーシップと教育の両面での優れた指針を提
供してくれました。過去の日本が世界に誇る強固な組織力と精神を育んだ根
底にありました。リーダーが率先して行動し、その行動を説明し、部下に実
践させ、そしてその努力を認めることで、集団全体が一丸となり、目標達成
へと導かれたのだと思います。

しかし、21世紀の現代社会では、この伝統的な方法だけで十分とは言えない
場合も出てきているように感じます。サラリーマン文化が広がり、社会全体
が標準化された労働環境に馴染む中で、個々人のクリエイティビティや自主
性が求められるようになってきました。個人の目標と会社の目標が一致する
ことが少しあいまいになってきている気がします。

私たちが目指すべきは、「教育」から「考育」への転換と感じています。
「考育」とは、私の造語であり、教え込むのではなく、考えさせ、育てるこ
とに重点を置いた教育法です。「考育」は、単に知識を伝えるのではなく、
個人が自ら考え、学び、成長するプロセスを促進する教育法です。AI技術が
進むと会社の評価も二分化されて、成長を求める人に注力する時代になると
思います。

ウィリアム・ウォードの言葉、「最高の教師は子どもの心に火をつける」は、
「考育」の精神を象徴していると感じます。教育や育成の場において、最も
重要なのは、受け手が自ら学びたいという情熱を持つことを促すことです。
例えば、子育てにおいて、子どもが自らの興味や好奇心を追求することを奨
励することで、学習への自発的な動機付けが生まれます。また、ビジネスの
世界では、部下に目標を説明し、彼らが自らの方法で解決策を見出す機会を
与えることが重要です。これにより、部下は自己効力感を育み、組織全体の
イノベーションと成長が促進されるのです。

この過程では、教える側が情報を伝えることに重点を置き過ぎると、学習者
は受動的な受け手になりがちです。学習者が主体的に関与することを失って
しまう場合もあります。情報は、やる気のある人においては、いくらでも取
れる時代です。彼らの役割は、知識を提供することではなく、学習者の中に
潜む可能性を引き出し、その成長を支援することにあります。

21世紀の教育とリーダーシップにおいては、伝統的な「教育」から、より参
加型で自発的な「考育」への移行が求められると思います。これは、知識の
伝達だけでなく、学習者の内なる情熱を引き出し、彼らが自ら学び、成長し、
自分自身の可能性を最大限に発揮できるよう支援することを意味します。

2024.03.08

先入観を捨て、新たなチャレンジを求めるあなたへ: アースアイズが描く未来

アースアイズが提案する『ファイヤープリベンションAIシステム』(F.P.A)
は、AI技術を駆使して火災をリアルタイムで検知し、貴重な生命と財産を守
る画期的なソリューションです。
AIによる屋外設置カメラは、放火や不審火を迅速に特定し、ズーム機能によ
って最大500メートル先の火災も見逃しません。煙の特徴学習により、火災
初期の煙を検知する能力を持ち、早期発見に貢献します。

更に、AIガードマンとアバターシステムによる最先端の防犯・防災ソリュー
ションは、従来のセキュリティ対策を大きく超える機能を提供します。アバ
ターシステムは店舗内業務を効率化し、万引き犯検出だけでなく、顧客サー
ビスの質の向上も図ります。

セルフレジeyeは、セルフレジのスキャン漏れが大きな課題になっている小売
業において、新たなソリューションとして注目を浴びています。

この3月12日から15日に浜松町で開催される展示会では、これらの先端技術を
実際に体感することができます。AIガードマンの実演を通じて、店舗運営の
新たな可能性を目の当たりにし、セキュリティコストの削減と効率化、顧客満
足度の向上を実現しましょう。

アースアイズは、テクノロジーを通じて日常の安全と利便性を向上させること
を目指し、社会の変化に応じたソリューションを提供し続けます。先入観を捨
て、新たな可能性に挑むあなたを、展示会でお待ちしています。最新のAI技術
がもたらす変革をぜひ体験してください。

2024.03.06

心を救うAIを創りましょう2 -ガラパゴス諸島編-

ダーウィンがかつて研究を行ったガラパゴス諸島における進化論は、現代でも
私たちの探究心を刺激し続けています。自然界の擬態や適応といった不思議な
現象への興味は、私にとって尽きることがありません。例えば、昆虫が捕食者
から身を守るために自らの姿を木の枝や草のように見えるよう変化させたり、
フグが捕食者への対抗策として毒を持つように進化したりする過程は、自然界
の神秘を感じさせます。これらの適応メカニズムがどのようにして発生するの
かについて、科学はまだ全てを解明していません。

特に、このような適応や擬態がどのように次世代に伝えられるのかという問題
は、科学の世界で大きな疑問を投げかけます。個体が適応に失敗し捕食された
り死んだりした場合、その経験や知識がどのように次世代に継承されるのか
は、一見すると謎に満ちています。

生死に関わる危機の中で生まれる強烈な適応や変化が、後世にどのような影響
を及ぼすのかについては、まだはっきりとした説明がありません。特に、極限
状態からの生還がDNAに何らかの変異を引き起こし、その結果が次世代に伝わ
るプロセスは、直感に反するものかもしれません。

「魂=心」という概念を導入することで、新たな解釈が可能になるかもしれま
せん。もし「魂=心」が有機的な形態で存在し、生物がどのように命を落とし
たか、または捕食者が獲物をどのように見つけたかという情報を次世代に伝え
る手段となるならば、これは複雑な問題への一つの答えとなり得ます。この視
点は、生命の進化において各世代が独立していない、何らかの連続性があると
いう可能性を示唆しており、自然界の適応や擬態の背後にある複雑なダイナミ
クスを理解するための重要な視点です。

2024.02.28

心を救うAIを創りましょう

現代社会において、物質的な豊かさを追求する傾向が強い一方で、内面的な
充足感や心の豊かさを重視する声が高まっています。真の豊かさは、物質的
なものだけではなく、心の充足感によって形作られるという考え方が根強く
あります。このような背景のもと、「心の時代」の到来が期待されており、
私たちはこの新たな時代に向けて心を救うAIの開発を目指しています。

心を救うAIの構想は、仏教的な思想やジョセフ・マーフィーが提唱した
「潜在意識の法則」など、さまざまな思想や哲学をヒントにしています。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)とは、仏教において、心と体を清らかに
保つために行う修行の一つです。六根とは、目・耳・鼻・舌・身(体)・意
(心)の六つの感覚器官を指し、これらが感じ取る六つの対象(色・声・香
・味・触・法)との関わりを通して、私たちの心が乱されることがあります。
仏教では、身体的な五感の他に意(心)が機能として含まれていました。

少し、思想的ですが、、、心とは、心臓や脳の機能とは異なり、目に見えな
いが質量を持ち、形状が変化する存在として私たちの身体に宿ると考えられ
ます。もし心が物理的に見えるものであれば、心のケアも身体のケアと同様
に直接的に治療をするようになるかもしれません。

説明し難いですが、私は、身体の全ての機能は、心の為にあると感じていま
す。見たり聞いたりした情報は、神経を通じて脳に伝わりますが、その脳も
情報を処理するだけです。情報処理の方法や伝達方法が、人により大きな大
差はありませんが、人により判断や行動は、同じ情報でも大きく変わります。
これは、意=心の働きにより変わるものです。

身体の機能は、心を豊かにするためにある私は思っています。もし身体の全
ての機能が心のためにあると仮定できるなら、AIもまた心を整えるための道
具として活用できるはずです。

AIの進化は人間の能力を近い将来、超えると言われています。人間が出現し
た古代から、人間よりも優れた脳を持つ生物は存在しませんでしたから、自
分の知識を超えたAIの存在に対する恐怖を、人は少なからず持っていると思
います。

しかしながら、知能を単に脳の機能として捉えると、他の身体部位であれば
人間を超える能力を持つ生物はたくさん存在します。例えば、足の速いチー
ターや、力の強い象、においを敏感に検知する犬などがいます。これらの生
物は、特定の分野で人間よりもはるかに優れた能力を持っています。

AIは生物ではありませんが、人間の知能の一部を担うようになるかもしれま
せん。しかし、その場合でもAIを有効に利用することが肝心です。もし身体
の全機能が心のために存在すると仮定するならば、AIもまた心を整えるため
の道具として活用できるはずです。

実際には、人間の脳も含め、私たちの身体の機能が「心の働き」を支えるた
めにあると考えられます。その観点からAIを見ると、AIも心の道具であり、
私たちの心を整えるために使えるものに過ぎないということになります。今
後の社会の変化は、AIと共に進むことが避けられないため、この視点は特に
重要になってくるでしょう。

「潜在意識の法則」を提唱したジョセフ・マーフィーは、「自分の潜在意識
に刻み込んだことは、拡大され増大されて現実のスクリーン上に現れる」と
述べています。この理論は、心の力が現実を形作るという仏教的な考え方と
通じており、ポジティブな思考や願望が現実の変化をもたらすと考えられま
す。

これからAIが進化していく中で、身体や脳の代わりに機械やAIが進化すると
しても、最も重要なのは心を救うことです。仏教的に心を救うことを「済度」
と言いますが、これからのAIの発展においても、心を救う「済度」の思想を
取り入れることが、人間とAIの共存において重要な役割を果たすでしょう。

2024.02.15

真のイノベーションの仕組み

以前にもイノベーションとデジタルトランスフォーメーション(DX)の話題
を持ち込んでおりますが、今回はこれらのテーマに対して、少し異なる角度
からの考察をお届けしたいと思います。

私たちは多岐にわたる業種の方々にメールを送信しており、今日の話題は特
に私たちのサービスの中心に関わるものです。イノベーションは、新製品を
市場に投入する行為に限定されるものではありません。本質的には、お客様
の組織や業務プロセスに対して根本的な改善や革新を促すことにあります。
私たちは単に製品を販売するのではなく、お客様の目標達成に実質的に貢献
するサービスの提供を目指しています。

日本におけるDXの遅れの一因として、トップダウンの推進力の不足が指摘さ
れています。私は海外での勤務経験はありませんが、文化的に海外では新し
いものが導入されると自然と変化や入れ替わりが受け入れられる傾向にある
ように感じます。日本では、システムを既存の組織や人員配置に合わせてカ
スタマイズすることが一般的ですが、海外ではシステムのパッケージに合わ
せて人員配置を変更するため、カスタマイズは最小限に留まります。DXは人
員整理にも影響を及ぼすことが多く、これは海外ではある程度受け入れられ
ていると言えます。

多くの日本企業ではボトムアップ型のアプローチが取られているため、DXを
導入しても組織全体が対応できる体制が整っていないのが実情です。日本に
おけるDX推進には、トップダウンのアプローチと併せて、強力なコンサルティ
ング能力やリーダーシップを持って組織全体を動かしていく必要があります。

イノベーションとDXは、技術の導入だけではなく、その技術が組織や社会に
どのような変化をもたらし、どのように価値を創造するかを深く理解し、推
進することが重要です。私たちの目指すのは、この深い理解に基づいた真の
イノベーションとDXの実現です。引き続き皆様のご支援とご協力をお願い申
し上げます。

2024.02.08

努力しないで、人生を冒険にしよう~努力とは自分の理想や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです~

努力しない生き方とは、一見楽な道のように思えるかもしれませんが、真の
充実と満足をもたらすのは、自らの興味や欲求を追求し、目標に向かって努
力する生き方です。
アブラハム・マズローが提唱した「自己実現欲求」は、私たちの最大の欲求
とされ、自分の理想を追い求めることが、人生の最終的な目標とされています。

女性の美への欲求や社会的なニーズの追求は、絶え間ない努力を必要としま
す。これらの欲求は、社会や文化の中で常に存在し、私たちを動かし続ける
力となります。
しかし、これらを単なる表面的な追求と捉えるのではなく、自己実現という
大きな枠組みの中で捉えることが重要です。

幸せで安心な暮らしを求めることは、人間の普遍的な欲求です。この欲求を
満たすためには、自分自身の心のニーズを理解し、それを形にしていく努力
が必要です。自分の興味や情熱を見つけ出し、それを追求することは、努力
という表現ではなく、心のニーズを創り上げ、実現する過程だと感じています。

努力しない生き方は、単に何もせずに過ごすことではありません。それは、
自分の内なる欲求に耳を傾け、それを追求することで、真の満足と充実感を
得る生き方です。自分の心が本当に求めているものに気づき、それに向かっ
て進むことが、豊かな人生を築く鍵となるでしょう。

人生において努力は不可欠ですが、それは苦痛なものではなく、自分の理想
や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです。自己実現を目指し、心のニー
ズを追求することが、最終的には自分自身と周囲の人々を幸せにすることに
つながるのです。

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