サブロー通信

サブロー通信は、アースアイズ代表 山内三郎が配信するメルマガです。
本ページでは、2019年4月〜現在までのサブロー通信をご覧いただけます。

2024.02.28

心を救うAIを創りましょう

現代社会において、物質的な豊かさを追求する傾向が強い一方で、内面的な
充足感や心の豊かさを重視する声が高まっています。真の豊かさは、物質的
なものだけではなく、心の充足感によって形作られるという考え方が根強く
あります。このような背景のもと、「心の時代」の到来が期待されており、
私たちはこの新たな時代に向けて心を救うAIの開発を目指しています。

心を救うAIの構想は、仏教的な思想やジョセフ・マーフィーが提唱した
「潜在意識の法則」など、さまざまな思想や哲学をヒントにしています。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)とは、仏教において、心と体を清らかに
保つために行う修行の一つです。六根とは、目・耳・鼻・舌・身(体)・意
(心)の六つの感覚器官を指し、これらが感じ取る六つの対象(色・声・香
・味・触・法)との関わりを通して、私たちの心が乱されることがあります。
仏教では、身体的な五感の他に意(心)が機能として含まれていました。

少し、思想的ですが、、、心とは、心臓や脳の機能とは異なり、目に見えな
いが質量を持ち、形状が変化する存在として私たちの身体に宿ると考えられ
ます。もし心が物理的に見えるものであれば、心のケアも身体のケアと同様
に直接的に治療をするようになるかもしれません。

説明し難いですが、私は、身体の全ての機能は、心の為にあると感じていま
す。見たり聞いたりした情報は、神経を通じて脳に伝わりますが、その脳も
情報を処理するだけです。情報処理の方法や伝達方法が、人により大きな大
差はありませんが、人により判断や行動は、同じ情報でも大きく変わります。
これは、意=心の働きにより変わるものです。

身体の機能は、心を豊かにするためにある私は思っています。もし身体の全
ての機能が心のためにあると仮定できるなら、AIもまた心を整えるための道
具として活用できるはずです。

AIの進化は人間の能力を近い将来、超えると言われています。人間が出現し
た古代から、人間よりも優れた脳を持つ生物は存在しませんでしたから、自
分の知識を超えたAIの存在に対する恐怖を、人は少なからず持っていると思
います。

しかしながら、知能を単に脳の機能として捉えると、他の身体部位であれば
人間を超える能力を持つ生物はたくさん存在します。例えば、足の速いチー
ターや、力の強い象、においを敏感に検知する犬などがいます。これらの生
物は、特定の分野で人間よりもはるかに優れた能力を持っています。

AIは生物ではありませんが、人間の知能の一部を担うようになるかもしれま
せん。しかし、その場合でもAIを有効に利用することが肝心です。もし身体
の全機能が心のために存在すると仮定するならば、AIもまた心を整えるため
の道具として活用できるはずです。

実際には、人間の脳も含め、私たちの身体の機能が「心の働き」を支えるた
めにあると考えられます。その観点からAIを見ると、AIも心の道具であり、
私たちの心を整えるために使えるものに過ぎないということになります。今
後の社会の変化は、AIと共に進むことが避けられないため、この視点は特に
重要になってくるでしょう。

「潜在意識の法則」を提唱したジョセフ・マーフィーは、「自分の潜在意識
に刻み込んだことは、拡大され増大されて現実のスクリーン上に現れる」と
述べています。この理論は、心の力が現実を形作るという仏教的な考え方と
通じており、ポジティブな思考や願望が現実の変化をもたらすと考えられま
す。

これからAIが進化していく中で、身体や脳の代わりに機械やAIが進化すると
しても、最も重要なのは心を救うことです。仏教的に心を救うことを「済度」
と言いますが、これからのAIの発展においても、心を救う「済度」の思想を
取り入れることが、人間とAIの共存において重要な役割を果たすでしょう。

2024.02.15

真のイノベーションの仕組み

以前にもイノベーションとデジタルトランスフォーメーション(DX)の話題
を持ち込んでおりますが、今回はこれらのテーマに対して、少し異なる角度
からの考察をお届けしたいと思います。

私たちは多岐にわたる業種の方々にメールを送信しており、今日の話題は特
に私たちのサービスの中心に関わるものです。イノベーションは、新製品を
市場に投入する行為に限定されるものではありません。本質的には、お客様
の組織や業務プロセスに対して根本的な改善や革新を促すことにあります。
私たちは単に製品を販売するのではなく、お客様の目標達成に実質的に貢献
するサービスの提供を目指しています。

日本におけるDXの遅れの一因として、トップダウンの推進力の不足が指摘さ
れています。私は海外での勤務経験はありませんが、文化的に海外では新し
いものが導入されると自然と変化や入れ替わりが受け入れられる傾向にある
ように感じます。日本では、システムを既存の組織や人員配置に合わせてカ
スタマイズすることが一般的ですが、海外ではシステムのパッケージに合わ
せて人員配置を変更するため、カスタマイズは最小限に留まります。DXは人
員整理にも影響を及ぼすことが多く、これは海外ではある程度受け入れられ
ていると言えます。

多くの日本企業ではボトムアップ型のアプローチが取られているため、DXを
導入しても組織全体が対応できる体制が整っていないのが実情です。日本に
おけるDX推進には、トップダウンのアプローチと併せて、強力なコンサルティ
ング能力やリーダーシップを持って組織全体を動かしていく必要があります。

イノベーションとDXは、技術の導入だけではなく、その技術が組織や社会に
どのような変化をもたらし、どのように価値を創造するかを深く理解し、推
進することが重要です。私たちの目指すのは、この深い理解に基づいた真の
イノベーションとDXの実現です。引き続き皆様のご支援とご協力をお願い申
し上げます。

2024.02.08

努力しないで、人生を冒険にしよう~努力とは自分の理想や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです~

努力しない生き方とは、一見楽な道のように思えるかもしれませんが、真の
充実と満足をもたらすのは、自らの興味や欲求を追求し、目標に向かって努
力する生き方です。
アブラハム・マズローが提唱した「自己実現欲求」は、私たちの最大の欲求
とされ、自分の理想を追い求めることが、人生の最終的な目標とされています。

女性の美への欲求や社会的なニーズの追求は、絶え間ない努力を必要としま
す。これらの欲求は、社会や文化の中で常に存在し、私たちを動かし続ける
力となります。
しかし、これらを単なる表面的な追求と捉えるのではなく、自己実現という
大きな枠組みの中で捉えることが重要です。

幸せで安心な暮らしを求めることは、人間の普遍的な欲求です。この欲求を
満たすためには、自分自身の心のニーズを理解し、それを形にしていく努力
が必要です。自分の興味や情熱を見つけ出し、それを追求することは、努力
という表現ではなく、心のニーズを創り上げ、実現する過程だと感じています。

努力しない生き方は、単に何もせずに過ごすことではありません。それは、
自分の内なる欲求に耳を傾け、それを追求することで、真の満足と充実感を
得る生き方です。自分の心が本当に求めているものに気づき、それに向かっ
て進むことが、豊かな人生を築く鍵となるでしょう。

人生において努力は不可欠ですが、それは苦痛なものではなく、自分の理想
や夢を追い求める楽しい冒険であるべきです。自己実現を目指し、心のニー
ズを追求することが、最終的には自分自身と周囲の人々を幸せにすることに
つながるのです。

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