境界線を守る「AIという番人」
さて、連日のニュースで心を痛めていることがあります。
全国で相次ぐ「熊の被害」です。 本来であれば冬眠の準備に入るこの時期に、餌を求めて人
里に降りてこざるを得ない野生動物たち。そして、予期せぬ遭遇により傷つく地域の方々。
どちらにとっても不幸な状況が、かつてない規模で発生しています。
「駆除するしかないのか」
「山へ入るなと言うしかないのか」
議論は尽きませんが、私はAIの専門家として、一つの答えを持っています。
AIは『冷たい監視者』ではありません。
人と動物、それぞれが本来の場所で生きるための『境界線』を確認することができるのではな
いかと感じています
今、アースアイズが取り組んでいるのは、単に熊をカメラで映すことではありません。 AIと
いう「賢い目」が、熊を瞬時に識別し、彼らが人里という一線を超えようとしたその瞬間に、
光や音で「ここは入ってはいけない場所だ」と教えること。
熊を傷つけず、人も守る。
彼らに『ここは人の場所だ』と教えるには、賢い目(AI)と即座の反応が必要です。さらに、
熊の生活圏への侵入を「いつ、どこで、どのような大きさの熊であるか?」を住民にすぐさま
に伝えます。
私たちのAIカメラは、事件が起きてから証拠を残すためのものではなく、悲劇を
「未然に防ぐ」ために存在します。なんとか被害を起きる前に食い止めたいです。
「起きてから」ではなく「起きる前」に、テクノロジーができることはまだ沢山あります。
冬の訪れを前に、一つでも多くの命と生活を守れるよう、私たちアースアイズは技術という
「眼」を凝らし続けてまいります。
年末に向けて慌ただしい時期となりますが、皆様もどうぞご自愛ください。


