奇跡を信じる生き方、それとも信じない生き方?
皆さんは日常の中で「奇跡」をどのように捉えていますか?奇跡を信じるか信
じないか、これは人それぞれの生き方に深く関わる問いかもしれませんね。
【宇宙の言葉に学ぶ奇跡】
以前、宇宙に関するサイエンス番組を見ていた時、海外の教授がこんなことを
言っていました。
「宇宙では、150億年以上の長い時間と何千光年もの広大な空間を考えれば、
確率というものは意味を成さない。起こりうることは、いつか必ず起こるのだ」
と。
この言葉は私の心に深く刺さりました。
【奇跡は確率の問題?】
実際、奇跡とは確率の問題かもしれません。私は野球の試合をよく見ますが、
大興奮するであろう代打逆転サヨナラ満塁ホームランの打者は過去8人で確率
は「9年に1度」、つまり0.016%以下となります。
今の時期でいえば、
年末ジャンボ:約0.000005%(20万分の1)
ほかのジャンボ宝くじ:約0.00001%など…
これらもまた、奇跡のような出来事と言えるでしょう。他にも、雷が自分に落
ちる確率など、色々な確率がありますが、宇宙の長い時間からすると、ごく普
通に起きていることでしょう。
また、アインシュタインも言っています。
「人生には二つの生き方がある。一つは奇跡などないかのように生きること、
もう一つはすべてが奇跡であるかのように生きることだ」と。
【生まれること自体が奇跡】
私たちの存在自体が、実は大変な確率の奇跡なのです。精子の寿命は平均2~3
日、長くても1週間。受精能力を獲得するのには約5~6時間かかり、その能力は
約36時間持続します。数千万から数億個存在する精子の中から、たった1個が受
精するというこの現象は、まさに奇跡と言えるでしょう。
お釈迦さまは、更に人間に生まれてくる確率を盲亀浮木(もうきふぼく)とい
う言葉で残しています。大海中に棲む目の見えなくなった老海亀が百年に一度
水面に浮き上がってきた時に、大海に漂っている穴の空いた流木に偶然首を突
っ込むのと同じ確率で人は生まれかわるというお話。人間に生まれてくる確率
がすごく低いことの譬え話です。ウーン、こういう表現されるとかなり奇跡っ
て言葉が似合う(笑)
さて、その奇跡の確率で、生まれてきた人と人の出会いは、更に世界の人口80
億分の1の確率となります。
こう考えると、私たちが今ここに生きていること自体が、まさに奇跡の上に成
り立っているのではないでしょうか? 日々の生活の中で、些細な幸運や偶然
にも感謝し、それらを奇跡と捉えることで、より豊かな人生を送ることができ
るのではないでしょうか。
奇跡を信じるか信じないかは、あなた次第。
あなたの選択はどちらですか?