サブロー通信:万引きは捕まえるな
万引きをさせずに予防するにはどうすればいいかを必死に考えた
弊社代表山内三郎の経験談
万引きという言葉にはマイナスのイメージしかありません
万引き犯を捕まえたとしても、犯罪行為をした当人も、
やるせない思いが残るだけです。
私は保安員の経験があります。いわゆる「万引きGメン」です。
万引き犯の捕捉は原則、現行犯でなければいけません。
まま決済せずに店舗外へ出るまで、声をかけることができません。
いったん隠した商品を商品棚に戻さないか? 更にもう一品盗らないか? など店外に出るまで目が離せ
ません。何よりも、
疲弊します。
捕捉したら、逃げられないよう、あるいは暴行を受けないよう、
面談をします。
※取り調べそのものの行為は一般人にはできません。
万引き犯として補足される人は、老若男女、十人十色、
言いますが、常習犯はその手慣れた行為から、
で、保護者や家族を呼んだり、警察を呼んだりします。
捕捉後、数時間かかる作業です。
日々そのようなことを続ける中で、
した。
ここ10年くらいの傾向ですが、
知れていますので、
のです。
保安員を始めた頃の私は怪しい人物を見つけたら、「
立てたいな」などと思って監視をしていました。しかし、
考えは無くなっていきました。
です。
そんなある日、
しながらも「やめろ、やめろ」「やるなよ」「
ある時には、立場上本来はいけないのですが、
寄って話しかけ、違法な行為をしないよう促しました。
そしてだんだん「万引きをさせないためにはどうしたらいいのか」
万引きは捕まえてからの対応自体が時間と労力の無駄なコストであ
なく、捕まえる側の心理的ストレスも大きいのです。
私はふと、「
つまり、お声掛けです。万引きしそうな不審者に、「
周りから見ると変なおじさんのようですし、
落ちでしたが、
5件おこない、万引きを防いだと思う」
それを1か月ほど続けると、
ある日、店長に呼ばれました。万引き捕捉の実績がない私は「
は棚卸の商品ロスのデータ表を見せながら尋ねてきました
「棚卸の結果、商品ロスが劇的に下がっている。
店長は、
見せて、万引き犯を捕捉するのではなく、
した。
怪訝そうに聞いている店長に私は我慢強く説明を続けました。
大きなカバンを持ってうろうろしていた」とか、「
していた」などと、
私にいくつか質問をしながら話を聞いていた店長は、だんだん、
一通りの説明を聞き終えた後、「そうか!
できるはずがない。それを一日に何人もしてくれていたのか? 1日5人、30日で150人、半年続ければ900
人。それならロスが下がるのは当たり前だ。それはすごいね。
と話し、表情が明るくなりました。
そして、それに続けて言われた店長の言葉が私に刺さりました
「お声掛けか。
不審者に声をかければ、
万引きを防ぐ魔法の言葉『いらっしゃいませ』
サービスの向上がそのまま防犯に役立つのです
AIガードマンは、
最も多く行われている犯罪行為の一つである万引きを未然に防ぎ、
私たち一人一人の身近な生活の「安心・安全」にもつながる、