サブロー通信

2020.06.25

そして、人は、龍になり、人を守る

鯉の故事Wikipediaから
中国の正史、二十四史の一つである後漢書による故事で、黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となった。栄達するための難関を「登竜門」と呼ぶのも、この故事にもとづく。

竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となった。栄達するための難関を「登竜門」と呼ぶのも、この故事にもとづく。 初期の鯉のぼりは真鯉(黒い鯉)の一色のみだった。歌川広重の『名所江戸百景』では大きな真鯉一匹が描かれている。

今年のこどもの日は、いったい、どうだったのかが?記憶にもないくらいなので寂しい限りですが、こどもの日に鯉のぼりを家の前で高く空に掲げるのは、この古事からきているといわれています。(諸説あります)

自らの愛する子供を鯉になぞらえて、『のぼり』を上げて、多くの人に見てもらうように表現する意味は?? なんなのでしょう?

古事から読み取れば、鯉の滝登りのように苦難を乗り越えて『立派な竜(龍)になってほしい』という願いがあるということになります。

 立派な龍とは何なのでしょうか?

 私は正確な答えを持ち合わせていませんが、平安時代からあると言われる鯉のぼりの風習と同時代にどのように龍が表現されているか?? をネットなどで見ると、お寺などの境内や建物に多くの彫刻として刻まれていることが分かります。

写真は、2年ほど前に、娘と一緒に行った台湾の龍山寺です。(画像引用:https://www.wbf.co.jp/taiwan/kanko/ryusanji.php
建物は、龍の彫り物だらけで、柱から屋根まで見事な龍が造られ、描かれています

日本にも『龍』の文字がつくお寺はたくさんあります。

 龍はお寺そのものというより、仏教(法)の守り神とされていているそうです

日本でも聖徳太子の17条憲法、第二条は、『篤く三宝を敬え。三宝とは仏法僧である』とうたい、その時代、仏教で人の心を導いていました。その仏法を守る人とは、それは、それは尊い人だったのでしょう。

日本の鯉のぼりとは、その龍になってほしい教えであり、龍とは多くの人を救える人になってほしい願いを方便として表現しているのであると思います。

 コロナ渦の中にありますが、科学や医学が進化した今、神の祈りだけではなく、人が人を救える時代です。無駄に怯えたり、批判の心ではなく、一人一人の行動で世界を変えられます。

 今、自分にできることに全力を尽くしたいです

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